最近流行りのデンマーク式ダイエット。
韓国の有名アイドルグループなどが実践し大幅な減量に成功していることから、取り入れようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、デンマーク式ダイエットは超低カロリーダイエットであり一時的に痩せてもリバウンドをする危険性が高いです。
そこで今回は、デンマーク式ダイエットのやり方やその危険性について解説していきます。
また、健康的に痩せるダイエット法も紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
※なおPROUVEでは、プロのトレーナーと管理栄養士が指導を行なっています。健康的な食事と運動でダイエットに成功した方も多数おられます。
デンマーク式ダイエットとは
まず、デンマーク式ダイエット法とは、ゆで卵やグレープフルーツを中心とした献立による超低カロリーダイエットのことを指します。2002年頃に流行したダイエット法ですが、韓国で人気の元KARAのニコルがデンマーク式ダイエットで大幅な減量に成功したことから再び日本でも人気になりました。
ネット上では、デンマークの国立病院が発祥とされるダイエットで、もともとは体重を落としたい患者さんたちのために考案されたものとされている。
しかし、その化学的根拠には疑問が多く、栄養の偏りやカロリー不足などから健康面で危険が伴うダイエットでもあります。
では、デンマーク式ダイエットのやり方についてみていきましょう。
デンマーク式ダイエットのやり方
デンマーク式ダイエットは、期間や献立が決まっているダイエット法です。
こちらのメニューを2週間行うことで痩せることが可能だという。
1日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・トースト1枚・コーヒー
昼:ゆで卵・トマト・コーヒー
夜:ゆで卵・野菜サラダ・ピクルス
2日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・トースト1枚・コーヒー
昼:ゆで卵・グレープフルーツ・コーヒー
夜:羊肉(牛赤身)ステーキ・トマト・セロリ・野菜サラダ・ピクルス・コーヒー
3日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・コーヒー
昼:野菜サラダ・グレープフルーツ・トースト・コーヒー
夜:ゆで卵・トマト・セロリ・羊肉(牛赤身)・ピクルス・コーヒー
4日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・コーヒー
昼:野菜サラダ・グレープフルーツ・トース・/コーヒー
夜:ゆで卵・チーズ・ほうれん草のおひたし
5日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・トースト1枚・コーヒー
昼:ゆで卵・ほうれん草のおひたし・コーヒー
夜:魚・野菜サラダ・トースト2枚・コーヒー
6日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・トースト1枚・コーヒー
昼:生のフルーツサラダ(缶詰NG)
夜:牛肉ステーキ・野菜サラダ・ピクルス・コーヒー
7日目
朝:ゆで卵・グレープフルーツ・コーヒー
昼:冷やした焼き鳥・トマト・グレープフルーツ・コーヒー
夜:焼き鳥・野菜サラダ・トマト・セロリ・グレープフルーツ・キャベツ
ここまではデンマーク式ダイエットについて詳しく解説していきました。
では、なぜデンマーク式ダイエットが危険なのでしょうか。
デンマーク式ダイエットが危険な理由3つ
ここからは、デンマーク式ダイエットが危険な理由について3つ紹介していきます。
- 超低カロリーダイエットでリバウンドの可能性がある
デンマーク式ダイエットは、1日の摂取カロリーが600kcal前後の日も多く超低カロリーダイエットです。
摂取カロリーを大幅に減らすと身体はバランスを保とうとして消費カロリーも減らすように調整します。また、一度減った消費カロリーはなかなか元に戻らない性質があるため、食事を元に戻した時にリバウンドする可能性があります。
- 疲れやすく集中力が低下する
超低カロリーダイエットにより、基礎代謝量、筋肉量、心機能の減少により、めまいや集中力の低下が見られやすくなります。
- 栄養バランスの偏り
食事のほとんどが、ゆで卵とグレープフルーツのため栄養バランスが偏ります。
栄養素は、体の中で互いに協力し合って生命活動を維持しているため、バランスよく取ることが重要です。例えば、ビタミンやミネラルが不足すると低体温、貧血、肌荒れや肩こり口内炎、体重増加、免疫力に関わってきます。また、同じ食材ばかり食べていても栄養は偏ります。
このように、どれか1つでも栄養素が過剰になったり、不足したりすると、肥満、貧血、免疫力の低下、冷え症、生理不順、アレルギーなど、さまざまな不調や病気の原因となります。
では、健康的に痩せるためにはどのようなダイエットを行うのが良いのでしょうか。
続いては、健康的に痩せるダイエット法について紹介していきます。
健康的に痩せるダイエット法
- 1日の摂取カロリーを知る。
カロリーは摂りすぎていても体重が増えますし、逆に減らしすぎても身体は飢餓状態と判断し痩せにくくなります。
そのため、今の自分の摂取量を知る必要があります。
摂取量の計算方法が分からない方は、自動で摂取カロリーを計算してくれるサイトもありますので、そちらを参照にするのも良いでしょう。
参考:WEB版マクロ栄養計算機
- 栄養バランスの良い食事にする
自分の1日の摂取カロリーの目安が知ることができたら、その中から主食、主菜、副菜を基本に、果物、乳製品もバランスよく取りましょう。
✔️主食
ダイエット中の女性であれば、ごはんの量は、軽く握ったこぶし1つ分を目安にしましょう。(100g程度)
✔️主菜
手の平に乗る大きさ1つ分を目安にしましょう。肉・魚・卵・大豆製品など、毎食いろいろな食材を選ぶようにします。
✔️副菜
生なら両手に山盛りに乗る量、加熱した場合は片手に山盛りに乗る量を目安にしましょう。野菜・海藻・きのこなどの中から多種類を組み合わせて食べるようにします。
✔️果物
果物は1日1回、ぎゅっと握ったこぶしの1/2個を目安にしましょう。
✔️牛乳・乳製品
乳製品は1日1回、牛乳ならコップ1杯、チーズならプロセスチーズ(個包装)1つ分を目安にしましょう。
このように、何かを制限するのではなく、自分の摂取カロリーを知ってその中からバランス良く食べることがダイエットにおいて重要になります。
健康的で続けられるダイエットをしよう。
今回は、デンマーク式ダイエットの危険性と健康的で正しいダイエット法について紹介してきました。何かを制限するダイエットは、リバウンドの可能性だけでなく、健康面でも悪影響を及ぼします。
1日の摂取カロリーを知ってその中からバランス良く食べることがダイエットにおいて重要になります。
皆様もぜひ、上記の方法を取り入れて健康的に痩せましょう♪
なおPROUVEでは、健康的に痩せるダイエットについてのアドバイスも行なっています。
1人では、ダイエットに成功するか不安という方はぜひ一度ご相談&体験にお越しください♪