みなさんは、「運動不足で将来歩けなくなる!」ということをご存知ですか?
実は、運動をしないと筋肉量が落ちるため将来歩けなくなる可能性があります。
これは高齢者に限った話ではありません。
年齢に関係なく運動をしなければ筋肉量は減ってしまうのです。
筋肉は負荷を与えると、その負荷に抵抗しようと肥大したり筋肉を増量したりします。
負荷を与えず、運動をしなければ将来的に寝たきりになり歩けなくなる可能性大です。
今回は、運動不足が将来歩けなくなる理由について、また筋肉量を増やすコツについて詳しく解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
運動をしないと将来歩けなくなる理由
なぜ運動をしないと将来歩けなくなるのでしょうか?
理由は、運動をしないとサルコペニアやロコモティブシンドロームなどの要介護状態に陥る危険性が高いからです。
人は、年齢を重ねるとともに筋肉量が低下します。
筋肉量は筋肉を構成するタンパク質の代謝(合成と分解)によって決まります。
合成が多ければ筋肉は増え、分解が多ければ筋肉は減ります。
20歳を過ぎると少しずつ筋肉量が減っていき70歳代では20歳代の4割程度にまで減少します。
そのため、30〜50歳代の中年期に運動をして予防する必要があるのです。
さらに、実験結果によっても運動不足が筋肉量を減少させることが明らかにされています。
被験者に3週間ほぼ寝たきりの状態で過ごしてもらった結果、実験開始から2週間目には太ももの筋肉が14%も減少したのです。
通常、成人の場合は加齢により太ももの筋肉が1年で約0.5%減るといわれています。
そのため2週間で14%減ったとなると1日で2年分も筋肉が減ったことになります。
筋肉量の減少で起こる様々なリスク
筋肉量が減少するとサルコペニアやロコモティブシンドロームだけでなく、様々な病気のリスクが高まります。
- 肺炎
- 感染症
- 糖尿病
- 骨粗鬆症
しかし、これらの病気は筋トレをすることで防ぐことができます。
ここからは、筋トレで筋肉量を増やし、将来寝たきり状態になるのを防ぐ方法をご紹介します。
筋トレで筋肉量を増やすコツ
筋トレで筋肉量を増やすためには、いくつかのコツがあります。
ポイントを抑え筋肉量を増やすことで将来寝たきりなるのを防ぎましょう。
- 重量を決める
- セット数を決める
- インターバルを決める
それでは、詳しく説明します。
重量を決める
重さの目安としては、1回あげるのが限界となる重さの70〜85%の重さで行いましょう。
例えば、ベンチプレス50kgが限界の人は、50kg×0.7〜0.85%=35〜42.5kgで6〜12回行うと良いです。
ここで無理に重さを増やしてしまうとフォームが崩れてしまいます。
フォームが崩れると筋トレの意味がなくなるので、まずは姿勢を意識して行うことを心がけましょう!
ご自宅であれば、ダンベルやペットボトルに水を入れて行うのも良いですね。
セット数を決める。
セット数の目安としては、3セット行うと良いです。
理由は、筋繊維を満遍なく刺激できるからです。
筋肉は、セット数ごとに使われる筋繊維は変わるので3回行うことで筋繊維を満遍なく刺激でき筋肥大をすることができます。
インターバルを決める
インターバルは、30〜90秒にすると良いです。
理由は限界まで追い込むためです。
筋トレの疲労が完全に回復する前に次のセットを行うことによって、筋肥大することができます。
このように、正しいトレーニングを行うと、効率的に筋肉量を増やすことができます。
トレーニングを習慣化し一生涯健康な体を手に入れましょう。
まとめ
今回は、運動をしなければ将来歩けなくなる可能性があることについて詳しく解説しました。
身体を動かさないことは将来重大な健康リスクにつながる恐れもあるため今のうちからしっかり運動して予防しましょう。
PROUVEでは、現役日本代表選手や経験豊富なトレーナーが在籍しており正しい知識でお客様を健康な体へと導きます!
正しい食習慣・運動習慣を身に付けたい方は、ぜひ一度体験またはご相談にお越しください。